シマヘビ Elaphe quadrivirgata

有鱗目 ナミヘビ科
2013年度版を参照する
種の特性と生息状況
全長80~150cm程度。変異が大きいが、一般的な個体では褐色の背面に暗色の4本の縦縞模様がある。縦縞模様は明瞭であることが多いが、目立たない個体やまったく無い個体も存在する。また、「カラスヘビ」と呼ばれる全身が黒化した個体も存在する。幼体は成体よりも赤っぽく、また背面の縦縞は縦縞ではなく斑紋状である。主に日中に地上で活動し、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などを食べる。低地から山地の開けた場所でよく見られ、水田周辺にも多い。北海道、本州、四国、九州と周辺島嶼に分布し、都内全域に分布するが区部で見つかることは多くない。
生存を脅かす要因
森林伐採、市街地開発などの各種開発による生息場所、餌生物の減少が個体数減少の要因となる。
執筆者
坂田修一
日の出町 2016年
関連文献
関慎太郎 (2016) 野外観察のための日本産爬虫類図鑑 第2版. 緑書房: 216pp.
日本爬虫両棲類学会 編 (2021) 178. シマヘビ, 新日本両生爬虫類図鑑: 171-172. サンライズ出版.