シマヘビ

  Elaphe quadrivirgata
トカゲ目(有鱗目)
ナミヘビ科
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区部 北多摩 南多摩 西多摩 本土部 伊豆 小笠原 環境省
CR VU NT NT
 
形態・生態
全長80~150cm程度。背面は淡褐色の地肌に黒褐色の4本の縦縞が入るのが一般的。ただしカラスヘビと呼ばれる全身真っ黒の個体などもいて様々な変異のある種。虹彩は赤色。幼蛇は淡褐色から赤の強い赤褐色の地肌に暗赤色の横帯があり、縦縞はない。基本的に地上性だが木に登ることもある。幅広い食性を持つがカエル類を最も好み、トカゲ類や小型のヘビ類も好食する。他に小型哺乳類、鳥類、魚類などを食べる。
分布の概要
北海道、本州、四国、九州
都における生育・生息環境
昼行性で日当たりのよい水辺周辺を好む。
都における生存に対する脅威や保全上の留意点
区部では、水田の減少により本種の好む水辺が無くなったことや、餌となる生物の爬虫類、カエル類の減少により、危機的な状況である。
関連文献
千石正一・疋田努・松井正文・仲谷一宏, 1996. 日本動物大百科5 両生類・爬虫類・軟骨魚類. 平凡社. 190 pp.
内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎, 2002. 決定版日本の両生爬虫類. 平凡社. 336 pp.
執筆者
長坂拓也