レッドデータブック東京 RDBとは
本土部のレッドリストを改定したため、最新の評価は「東京都の保護上重要な野生生物種(本土部)―東京都レッドリスト(本土部)2020 年版―」をご覧ください。

レッドリスト、レッドデータブックとは

 ある地域に生育・生息している動植物の数が、過去と比較して減少している場合、またはそれらの動植物の生育地・生息地が減少したり存続が危うくなったりした場合、その地域からいくつかの動植物が絶滅するおそれがあります。
 レッドリスト(RedList:RL)とは、そのような絶滅の危険性が高い動植物の名前を掲載したリストです。また、レッドリストに掲載した動植物の生態や現状等について解説した図書を、レッドデータブック(RedDataBook:RDB)と言います。
 東京都は、平成22年に本土部のRL、平成23年島しょ部のRLを改定し、平成25年に本土部のRDB、平成26年に島しょ部のRDBを公表しています。本ホームページは書籍のRDBをパソコン等で閲覧可能にしたものです。

東京都がレッドリスト、レッドデータブックをつくるわけ

 東京都には、本土部においては東側の海岸・低地から、台地、丘陵地、2000m級の山岳を含む山地まで、島しょ部においては伊豆諸島から亜熱帯地域に含まれる小笠原諸島まで、多様な環境があります。
 このように都は多様な地域を有していることから、RL、RDBでは、本土部を4地域に分けるとともに、島しょ部は伊豆諸島と小笠原諸島に分けて、絶滅危惧のランク判定をしています。
 また、環境省でもRL、RDBを作成していますが、環境省のものは日本全国を対象範囲としており、都のRLは東京都を対象範囲としているため、同じ種であっても、環境省RLと東京都RLでは絶滅危惧のランクが異なるものがあります。
 東京都が独自にRL、RDBを作成することで、より地域の実状に応じた保全対策の実施を後押しすることが期待されます。
 本ホームページが、都内における保全活動や開発における絶滅危惧種保全対策などの際に、基礎資料として活用されれば幸いです。

大切にしたい、「生物多様性」

地球上には、様々な「自然」があり、そこに特有の「個性」を持つ生きものがいます。こうしたそれぞれの命がつながりあっていることを、「生物多様性」といいます。 動植物の絶滅が続き、「生物多様性」が失われることは、地球規模の生態系に重大な変化をもたらすおそれがあります。

生き物がいっぱいいるね!
いろんなところに生き物がいるのよ
あれ?木や草が減っちゃった
虫が少なくなってきたよ
生き物がどんどん減ってきたよ!
あまり生き物がいないね...
生き物どうしは支え合っているから、ひとついなくなるとバランスが崩れてしまって、他の生き物もいなくなるかも知れないんだね。