カヤネズミ | |||
Micromys minutus ネズミ目(齧歯目) ネズミ科 |
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形態・生態 |
頭胴長55~77mm、尾長61~90mm、体重9~17g。背面は茶色で腰の部分はオレンジ色。尾は長く先端の上面は毛が無い。ススキやオギなどの草の上に直径10cmほどの丸い巣を作り、その中で子を産み育てる。イネ科植物の種子や、バッタやイナゴなどの昆虫類を食べる。 |
分布の概要 |
本州、四国、九州 |
都における生育・生息環境 |
多摩川の河川敷や西多摩の里山などの草地に生息する。 |
都における生存に対する脅威や保全上の留意点 |
区部に戦前の記録があるが、すでに絶滅したと考えられる。耕作地や河川敷、里山にあるススキやオギなどのカヤ原に生息するので、宅地開発などの影響を受けやすい。 |
関連文献 |
小林毅, 1997. 東京都小峰ビジターセンター カヤネズミ・モリアオガエル. アニマルウォッチングの会. フィールドガイド動物観察マップ―関東版―, pp. 26-29. 日経サイエンス社. |
那波昭義, 1961. 東京都城北荒川河畔の小哺乳類について. 哺乳動物学雑誌, 2(1): 23-28. |
執筆者 |
土屋公幸 |