ムサシノキスゲ

  Hemerocallis middendorffii var. esculenta f. musashiensis
単子葉植物綱
ユリ科
本土部のレッドリストを改定したため、最新の評価は「東京都の保護上重要な野生生物種(本土部)―東京都レッドリスト(本土部)2020 年版―」をご覧ください。
区部 北多摩 南多摩 西多摩 本土部 伊豆 小笠原 環境省
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形態・生態
多年草。ゼンテイカ、ヒメカンゾウに似るが、ゼンテイカより花筒が短く、葯はずっと短く、苞はより円味がある。花に芳香がある。ヒメカンゾウより全体に大型で、花筒も長く、花序も頭状にならない。花期は5月中旬。落葉広葉樹林内に生育する。
分布の概要
本州(東京)
都における生育・生息環境
北多摩の台地南端に残された小丘陵地のみに分布し、落葉広葉樹林内から周辺草地に生育する。
都における生存に対する脅威や保全上の留意点
雑木林の管理放棄や園芸目的の採取が本種の生存を脅かす主な要因であると考えられる。個体群を安定的に保つためには、林縁の草地管理だけでなく雑木林の下草刈りなどの林床管理を継続し、明るい疎林状態に保つことや、園芸目的の採取に対する取組みを行うことが望ましい。
関連文献
檜山庫三, 1953. 武蔵野植物記. 内田老鶴圃. 192 pp.
飯泉優, 1970. 府中市の植物. 府中市自然調査報告―夏秋編―. pp. 5-30. 東京都府中市教育委員会.
執筆者
畔上能力・内野秀重