ハチモドキハナアブ | |||
Monoceromyia pleuralis ハエ目(双翅目) ハナアブ科 |
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形態・生態 |
体長15.5~17.0mm。触角は長く、額突起も長い。翅は前縁が広く褐色でR4+5脈は独特の曲がり方をする。体は黒色で、腹部の各節に黄色い帯がある。ヒサマツハチモドキハナアブに良く似ているが、本種の腹部は基部で強くくびれるため区別できる。コナラ、クヌギ、アベマキなどの樹液に良く飛来する。5~10月に出現する。 |
分布の概要 |
本州、九州 |
都における生育・生息環境 |
多摩地域の丘陵地から山地の樹林に生息する。 |
都における生存に対する脅威や保全上の留意点 |
本種はコナラ、クヌギ、アベマキなどの樹液に良く飛来することから、そのような樹種が生育している良好な樹林が本種の生息に必要であり、林道整備や河川改修、宅地開発などによる樹林の伐採が進むことにより、生息環境の減少が懸念される。 |
関連文献 |
岩井大輔, 2002. 埼玉県におけるハチモドキハナアブに関する知見. はなあぶ, (14): 11-12. |
双翅目談話会, 2002. データアップ図鑑日本のハナアブVer. 1. 228 pp. +付録7. |
執筆者 |
伊東憲正 |