タマムシ(ヤマトタマムシ) | |||
Chrysochroa fulgidissima コウチュウ目(鞘翅目) タマムシ科 |
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形態・生態 |
体長25~40mm。体は美しい緑色、上翅は1対の赤い縦条紋が走る。成虫は夏に出現し、特にエノキの梢に集まる。 |
分布の概要 |
本州、四国、九州、南西諸島 |
都における生育・生息環境 |
平地から山地に分布し、エノキやケヤキ、クヌギなど広葉樹に依存する。 |
都における生存に対する脅威や保全上の留意点 |
特に平地では樹林環境の消失とともに減少が著しいが、小規模な樹林でも生息していることもある。広い樹林環境の保全が重要である。 |
関連文献 |
黒沢良彦・久松定成・佐々治寛之(編著), 1985. 原色日本甲虫図鑑Ⅲ. 保育社. 514 pp. |
野村周平・平野幸彦・斉藤明子・上野俊一・渡辺泰明, 2000. 皇居の甲虫相. 国立科学博物館専報, (36): 185-255. |
執筆者 |
高桑正敏 |