シラホシハナムグリ | |||
Protaetia brevitarsis コウチュウ目(鞘翅目) コガネムシ科 |
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形態・生態 |
体長20~25mmで黒銅色から暗赤銅色、前胸背および上翅にはまばらに白斑を散布する。頭楯の前縁は直線状で軽く上反し、翅端は小さく突出する。♂の腹部腹板中央には明瞭な縦溝がある。成虫は夏にクヌギやコナラの樹液に集まる。 |
分布の概要 |
北海道、本州、四国、九州、対馬 |
都における生育・生息環境 |
樹種が多く大木なども生育する平地から丘陵地の雑木林に生息する。 |
都における生存に対する脅威や保全上の留意点 |
関東地方では個体数が少ない種で、東京都では1960年代以降の確実な採集記録がない。開発などによる雑木林の減少に起因している可能性があるが、詳細については不明である。 |
関連文献 |
板橋区役所土木部公園緑地課(編), 1986. 板橋区昆虫類等実態調査. 東京都板橋区. 180 pp. |
東京府, 1938. 武蔵野昆虫誌. 東京緑地計画調査彙報第11号. 東京府. 194 + 28 pp. |
執筆者 |
酒井香 |