ミズネコノオ Pogostemon stellatus

被子植物 シソ科
2013年度版を参照する
種の特性と生息状況
本州、四国、九州および、奄美大島に分布する一年草で、休耕田や湿地に生育する。全草軟弱。高さ15~50cm。葉は線形、3~6個輪生する。花穂は茎頂と枝先につき、長さ2~5cm。花期は8~10月。花冠は白または淡紅色、長さ約3mm。都内では区部の限られた場所に自生地が残されているにすぎない。
生存を脅かす要因
自生地はもともと局限されており、湿地の開発により、公園内に唯一の自生地が残されているにすぎない。残された生育地では競合する植物の調節や外来種除去など適切な管理を継続する必要がある。
執筆者
奧田重俊
内野秀重
葛飾区 2020年8月31日
関連文献
葛飾区郷土と天文の博物館(1999)水元の動植物目録 特別展小合溜井-水元公園の自然と文化-: 39-44.
檜山庫三(1965)武蔵野の植物. 井上書店. 290pp.